札幌
札幌・北海道の事業者・自治体のためのタイ市場マーケティング
北海道を訪れるタイ人は2024年度に121,500人。訪日外国人来道者全体が過去2番目の283万人に伸びるなかで、タイは前年度比10.7%減、2018年度比では48.3%減にとどまっています(北海道経済部観光局、2025年9月)。つまり、北海道のタイ市場には、まだ取り戻せる需要が残っています。
PHYGITAL AGENCY COMPANY LIMITEDは、タイ北部チェンマイに拠点を置くマーケティング会社です。札幌に事務所はありません。その代わり、タイ側の実務、つまりタイ人が実際に見るSNS、検索する言葉、信頼するインフルエンサー、購入までの行動を、タイのチームが担います。このページでは、札幌・北海道の事業者がタイ市場で取り組める4つの領域、①タイ人観光客の誘致、②北海道産品のタイ市場進出、③タイのチームによる制作、④日本のお客様に向けた発信を、公開データとともにご紹介します。地元の事業者、大手・グローバルブランド、自治体・観光協会、そしてはじめて代理店に依頼する中小企業、それぞれに向けて書いています。
北海道とタイの今(公開データ)
施策の前に、数字を確認します。出典と年はそれぞれの項目に記載しています。
来道タイ人は回復途上
2024年度の訪日外国人来道者は2,827,000人(前年度比+20.7%)で、うちタイは121,500人、4.3%。前年度比▲10.7%、2018年度比▲48.3%(北海道経済部観光局「令和6年度北海道観光入込客数調査報告書」2025年9月)。韓国84万人、台湾60万人、中国46万人、香港18万人、米国14万人に次ぐ6番目の市場です。
宿泊ではタイが5位
2024年度の北海道の外国人延べ宿泊者数は1,145万人泊で年度として初めて1,000万人泊を超え、市場別では韓国213万、台湾211万、中国185万、香港68万に次いでタイが48万人泊で5位(北海道観光機構「北海道観光レポート2025年夏号」、観光庁宿泊旅行統計調査)。
タイ人にとって北海道は「重ね着」と「雪」の目的地
JNTOの市場ハンドブック(2025年)は、タイ人にとって日本の春・秋・冬は重ね着のファッションを楽しむ季節で、北海道の人気が高い理由の一つだと指摘しています。さっぽろ雪まつりの国際雪像コンクールにはタイのチームが参加し、2020年まで3年連続優勝、2024年は準優勝でした。バンコク発の北海道5日間パッケージツアーは59,900バーツと、同資料の日本行きツアーの中で最も高価格帯です。
直行便と個人旅行
2024年8月時点でバンコクから札幌・新千歳への直行便が就航しています(JNTO 2025年)。訪日タイ人の85.3%が個人旅行で、78.6%がリピーター、旅行情報源はYouTubeなどの動画サイト34.9%、SNS 33.3%(観光庁「訪日外国人消費動向調査」2023年)。訪日タイ人は4月(ソンクラーン)と12月が最も多く、10月がそれに続きます。
北海道産品の輸出
北海道(道内港分)の農林水産物・食品輸出額は2024年に863億円で、その7割以上が水産物(農林水産省北海道農政事務所、2025年5月)。全国ではタイが2025年1〜3月に189億円、前年同期比+39.1%と伸び、ホタテ貝、いわし、さばが増加品目です(同資料)。
このページは誰のためのものか
タイの会社に依頼する理由は、それぞれ違います。4つの立場に向けて書いています。
札幌・北海道の地元ブランド・店舗・観光施設
タイ人観光客を迎える飲食店、宿泊施設、小売、体験施設、そしてタイに商品を届けたい地元ブランド。規模は問いません。タイ語で見つかり、選ばれる状態を一緒につくります。
北海道に本社を置く企業・全国ブランド
本社のマーケティング部門とタイ側の実務の間に入り、タイ語のコンテンツ、広告、インフルエンサー、調査を担います。タイの現地法人がある場合は、その拠点と連携します。
北海道・札幌市、道内の自治体・観光協会
タイ人がどれだけ札幌を訪れているかを公開データで把握したうえで、来訪者を増やし、地域に消費を落とす施策をご一緒します。タイ側の発信は、タイの会社が担うのが最短距離です。
はじめて代理店に依頼する中小企業
本気でマーケティングに取り組みたいなら、規模や経験は問いません。私たちも札幌・北海道の文化と考え方を学びたいと考えています。一方的な受発注ではなく、関係を育てながら、貴社の商品・サービスをタイに広げる協働として進めます。
札幌・北海道の事業者に提供するサービス
4つの領域それぞれで、タイ側の実務と、日本のお客様に向けた制作を担います。
1. タイ人観光客の誘致
タイを配信先にしたMeta・Google・TikTokの広告運用、旅行分野のタイ人インフルエンサーの選定と運用、タイ語のメニュー・案内表示・Webページ・動画字幕の制作、タイ人観光客向けLINE公式アカウントの設計。個人旅行者が動画とSNSで行き先を決める市場なので、タイ語のコンテンツそのものが集客の鍵です。4月・12月・10月のピーク前に配信を始めることをお勧めします。
2. 北海道産品のタイ市場進出
タイの消費者調査と競合分析、タイ語のブランドサイトとSEO、Shopee・Lazada・TikTok Shopでの販売に合わせた広告とコンテンツ、タイ語のSNS運用。タイ人が北海道で買った商品をタイでも買えるようにする「旅行後の購入」の導線設計も含みます。
3. タイのチームによる制作(オフショア)
日本市場向けのWebサイト、グラフィック、動画、字幕を、日本円の見積もりでチェンマイのチームが制作します。詳しくは /ja/solutions/offshore をご覧ください。
4. 日本のお客様に向けた発信
北海道の産品・サービスを日本国内のお客様に向けて発信するSNS運用、動画、Webサイト、日本語コンテンツを、チェンマイのチームが日本円の見積もりで制作します。Meta・Google・TikTokの広告は配信先を日本に設定して運用できます。日本国内の媒体(LINE広告など)は扱っていません。
札幌からの進め方
雪のシーズンに間に合わせることを基準に、逆算して組みます。
9〜10月:現状確認とタイ語の土台
無料の初回相談で、貴社のタイ人客の割合、Googleマップのタイ語レビュー、タイのSNSでの札幌・北海道の話題を確認します。まずタイ語のメニューや案内、Webページの基本情報を整え、12月のピークに間に合わせます。
11〜12月:配信と誘客
タイを配信先にした広告と、旅行分野のタイ人インフルエンサーの投稿を、冬の北海道の話題が最も高まる時期に合わせて出します。さっぽろ雪まつり(2月)を目当てにする層には、12月中の予約行動を狙います。
3〜4月:桜・ソンクラーンと次の冬
タイ最大の旅行シーズンである4月中旬のソンクラーン休暇に向けて配信を続け、シーズン後は結果を英語の月次レポート(必要に応じて日本語要約)で振り返り、次の冬の計画を組みます。連絡は日本語で、相談は英語と通訳で進めます。
対応していないこと
北海道に事務所はありません
札幌や北海道に事務所やスタッフはありません。雪景色や店舗の撮影など現地での作業は、貴社の素材または現地パートナーとの連携が前提です。
来訪者数の保証はしません
来道者数や宿泊数を保証することはできません。保証するのは、タイ側の実務を測定できる形で行い、結果を隠さず報告することです。
日本国内媒体の広告運用は行いません
運用している媒体はMeta・Google・TikTokです。日本国内向けの媒体(LINE広告など)はお受けしていません。
なぜ北海道のタイ市場をPHYGITAL AGENCYに任せるのか
札幌に来るタイ人の数を知っている
このページの数字は、すべて公開データから引用しています。タイ人がどこから来て、何を見て、どこで満足しているかを知っている会社が、タイ語で発信します。来訪者が増えれば、消費は札幌・北海道に落ちます。
一緒に学び、一緒に育てる
私たちは札幌・北海道の文化と事業者の考え方を学びたいと考えています。はじめて代理店に依頼する企業とも、小さく始めて、関係を育てながら進めます。
雪は私たちの季節でもある
チェンマイは、タイ人が「涼しさ」を求めて訪れる北部の都市です。暑い国の人が寒さと雪に何を期待し、何に困るか(防寒具、路面、移動)を、私たちは自分たちの市場の言葉で知っています。北海道の冬をタイ人に売るときに必要な視点です。
地方都市から地方都市へ
チェンマイも札幌も、首都ではない観光都市です。首都圏のブランドと同じ予算で競わない地方都市の戦い方を、私たちは自分たちの市場で実践しています。
実績は正直に
日本のクライアント実績はまだ公開できるものがありません。代表が会社設立前にバンコクのホテルでSNSの日本語翻訳を個人として担当した経験と、タイ国内での7年以上の実績から、正直に始めます。
よくあるご質問(FAQ)
バンコク発の北海道5日間パッケージツアーは59,900バーツで、JNTOの資料(2025年)にある日本行きツアーの中で最も高い価格帯です。それでも北海道が選ばれるのは、雪、重ね着のファッション、海産物や乳製品といった、タイでは体験できない要素がそろっているからだと同資料は説明しています。価格で競うのではなく、体験の中身をタイ語で伝えることが鍵です。
2024年度の来道タイ人は121,500人で、2018年度の半分以下です(北海道経済部観光局、2025年9月)。一方で宿泊はタイが5位(48万人泊)で、来る人は長く滞在しています。全体が過去2番目の水準まで戻るなかでタイだけが戻っていないのは、タイ語での発信が韓国・台湾・中国向けに比べて少ないことも一因と考えられ、先に取り組む事業者ほど有利です。
はい。雪まつりの国際雪像コンクールにはタイのチームが参加し、2020年まで3年連続で優勝、2024年は準優勝でした(JNTO 2025年)。タイでも報じられる話題なので、2月の来訪に向けた12〜1月の配信で取り上げると、タイ人にとって「自分たちに関係のある北海道」として伝わります。
全国の農林水産物・食品輸出でタイは2025年1〜3月に前年同期比+39.1%と伸び、ホタテ貝、いわし、さばが増加品目です(農林水産省、2025年5月)。まずタイでの需要と競合を調査し、Shopee・Lazada・TikTok Shopと自社サイトのどこで売るかを決めてから、タイ語のコンテンツと広告に進みます。食品表示や輸入規制については、タイ側の専門機関をご紹介します。
はい。2024年度の来道タイ人は121,500人で、2018年度の半分以下です(北海道経済部観光局、2025年9月)。こうした公開データで貴地域のタイ人来訪者の実態を確認するところから始め、タイのSNSと動画での発信、タイ人インフルエンサーの招請、タイ語の観光情報の整備までを担います。契約書は英語と日本語で作成し、調達手続きに合わせた見積書と仕様書の提示にも対応します。
無料の初回相談で、貴社の商品・サービスと、タイ人のお客様が今どれだけいるかを一緒に確認します。最初から大きな予算は必要ありません。タイ語のページ1枚、SNSの投稿1本といった小さな単位から始め、結果を見ながら広げます。私たちも札幌・北海道を学びたいので、遠慮なくお話しください。
北海道なら、2月のさっぽろ雪まつりに向けた12〜1月の配信だけといった短期のご依頼から始められます。広告運用は月額 ¥63,000〜(広告費別)、インフルエンサーは人選と本数によって、翻訳・字幕は分量によって日本円の見積書をお送りします。連絡は日本語で、初回相談は英語、本格的な打ち合わせは通訳を交えて行い、契約書は英語と日本語で作成します。
出典: 北海道経済部観光局「令和6(2024)年度北海道観光入込客数調査報告書」(2025年9月)